白岩貢事務所の穴澤です。
「空室病」4回目の投稿になります。
「3の病気」全て管理会社のせいにしている
最後の3つ目の病気は一番大きな病気です。
それは、「管理会社のせいにしている」です。つまり他人任せの状況です。
部屋が汚れているのも、入居者が決まらないのも管理会社の責任。仕事なんだし早くなんとかして欲しいものだ・・・こういう大家さんが本当にたくさんいます。
しかし、多くの場合、管理会社はすでにさまざまな提案をしているのに、大家さんがそれを断っているケースが多いです。にもかかわらず、「毎月管理料を支払っているのだから自分はお客様だ」という認識で管理会社のせいにしてしまうわけです。
そのうち、管理会社も大家さんへ提案することをあきらめます。
また、積極的に入居をつけることもなくなります。
賃料をもらう入居者さん(お客様)とは人間同士の関係であることは認識されていると思いますが、物件を埋める管理会社(ビジネスパートナー)とも人間同士の関係ということを忘れないでください。
このように、大家さんの中には管理会社に不満を持っている方も少なくないと思いますし、中には管理会社が本当にはイマイチだったというケースもあります。
必要以上の高額リフォームの提案をしたり、そもそも空室があっても何の提案もせずにほったらかしている会社もあるくらいです。
そのため一概に大家さんだけが悪いとはいえません。しかし、管理会社がしっかり業務をしているのか、それを把握するのも大家さんの仕事です。
管理会社から提案があれば、それを検討して必要なことはきちんと取り入れる。逆に空室が続いているのに、管理会社からなんの提案もなければ確認を入れた方が良いでしょう。
上手に管理会社と意思疎通ができず、関係性で悩んでいる大家さんは多いように感じます。
ただ、そもそもの原因は、大家さんでも管理会社でもありません。空室率が上昇しているのにもかかわらず、新築物件が絶えず建てられているのが問題だといえます。
普通、引っ越すならキレイで新しい転居先を探すので、古い物件ほど負けやすいのです。何もせず満室にできたのは過去の話で、何かしら対策を講じなければならない時代といえます。
このように何かのせいにしたりするということは逆を言えば原因が明確になっていないということが言えます。
決まらない本当の理由を追求しましょう。
もし探し方がわからなければ下記より連絡ください。
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